今では当たり前のツールとなっている「SNS」ですが企業がSNS活用するのも当たり前になってきています。事実、大手企業を中心に有名な企業はこぞってSNS活用していることからもマーケティングにおいて必要性が高いといえるでしょう。
今回は企業がSNS活用する必要性やポイントなどを解説します。
今回のポイント 1.SNSを活用すれば効率的に集客が行える 2.ターゲット層にあわせてSNSを使い分けるようにしよう 3.炎上対策のためにSNS運用マニュアルを作成しておこう |
企業がSNSを活用する必要性とは
ここでは企業がSNSを活用するべき必要性について紹介します。
それぞれの必要性を理解していきましょう、

認知度のアップ
企業がSNSを活用する上で欠かせないのが認知度のアップです。
SNSは企業がユーザーに商品やサービスなど企業のことを認知してもらうための機会が多い場所だといわれています。
投稿を効果的に活用してユーザーの潜在意識にアプローチする場合や関心がない商品やサービスでも友人が投稿またはシェアすれば購買につながる可能性があるでしょう。
株式会社テスティーの調査によれば20~30代の男性で約36%、女性だと約60%が購買する情報収集としてSNSを利用しているといわれています。
SNSを活用することで購買目的の若い世代へ効果的な訴求を行うことができ認知度のアップにつながるでしょう。
信頼度のアップ
SNSを活用する場合には欠かせないのがユーザーの信頼度のアップです。
例えば、企業がSNSを活用するとトレンドを生み出すことや投稿をバスらせることに目が向きがちになります。
もちろんトレンド入りしたり、投稿をバズらせたりすれば売上につながりますが大切なことは公式アカウントとして正確な情報を発信することです。
公式アカウントを作成・所持していない場合は偽アカウントによって誤った情報が流されてしまう場合があります。
正確な情報を発信して信頼度を高めるためにも公式のSNSの発信は必要不可欠といえるでしょう。
購買行動につながる
前述のとおり、信頼度をアップさせて競合他社と差別化することができれば購入や販売などユーザーの直接的な購買行動につながりやすいです。
購買につながるのは認知度やブランド力、関心が揃っている場合が多いですがSNSを活用していれば20~30代の若い世代であれば全体の60%以上がSNSをきっかけに通販サイトや店舗で商品を購入しています。
上記のとおりこれらの購買行動はSNSがなければ促せなかったものであり企業の売上や目的の達成にはSNSは不可欠といえるでしょう。

SNS活用を効果的に行うためのポイント
企業がSNSを活用する重要性を理解したところでここではSNSを効果的に活用するためのポイントについて見ていきます。
それぞれの特徴について理解していきましょう。
活用目的を明確にする
最初に紹介するポイントは活用目的を明確にすることです。
後述の「SNSを使い分ける」で詳しく紹介していますがSNSによって利用者層や特徴が異なります。
そのためSNSをどのような目的で活用するのか、男女どちらなのか、世代はどうするのかターゲットを明確にしておくことが大切です。
活用目的やターゲットがはっきりしていれば相性にあったSNSやアプローチ方法がはっきりするので効果的にSNSを活用できます。
SNSを使い分ける
前述のとおり活用目的やターゲットにあわせてSNSを使い分けることが大切です。様々なSNSがありますがここでは代表的な3つのSNSを紹介します。
Twitterはユーザーとのコミュニケーションやアカウント同士のやり取りに特化したSNSです。
リツイートやいいね!などの機能は拡散力が非常に高くトレンドを生み出しやすいといった特徴があります。
2つ目がfacebookで企業専用のページを作成したりコミュニティ作成したりしてグループ内での交流が行えるためファンを増やしやすいのが特徴です。
最後に紹介するのがInstagramで特に若い女性の利用が多いSNSといわれています。
通常投稿やストーリーといった機能を活用することで画像や動画など視覚的に情報を発信できるため認知度のアップやファン獲得につながりやすいSNSといえるでしょう。

画像を利用する
SNSのタイムラインは1分1秒ものすごい速さで流れておりユーザーも流し見することが多いです。
そのため投稿を文字だけにしてしまうと効果的にユーザーへアピールできません、
ユーザーにアピールして興味を持ってもらうだけのインパクトと訴求力を得るためには画像の利用は欠かせないでしょう。
ただSNSによって表示される範囲が限られるため活用しているSNSにあった画像サイズにしておくことが大切です。
インフルエンサーへ依頼
SNSを効果的に活用する方法としてはインフルエンサーへ依頼するのも1つの手です。
認知度やブランド力を0から高めるのは簡単なことではありません。
そのためコストが発生するものの予算と折り合いがつくのであれば影響力のあるインフルエンサーに依頼して商品やサービスを紹介してもらってもよいでしょう。
自社サイトをモバイル対応にしてSNSと連携させる
SNSの活用においてアカウントと自社サイトを連携させることは近年では常識になりつつあります。
しかしSNSの利用はスマホが多数を占めていますので自社サイトもモバイル対応にしておかなければなりません。
スマホのSNSアプリから自社サイトへアクセスした時にモバイル対応でなれば見づらく利用しにくいため直帰率が高まりユーザーの獲得がしづらくなります。
SNSから集客したユーザーを獲得するためにもしっかりとモバイル対応した上でSNSと連携してください。
SNS活用のメリット
企業がSNSを活用すると様々なメリットがあります。
ここでは代表的な2つのメリットを見ていきましょう。
効率的に情報をユーザーへ届けられる
SNSの普及に伴って近年では検索エンジンで情報収集を行う機会が少なくなっているといわれています。
前述のとおり、ターゲット層や活用目的を明確にして自社の商品やサービスにあったSNSを運用することで効率的に情報をユーザーへ届けられるでしょう。
Web広告よりもコストを削減しやすい
リスティング広告などのようなWeb広告で集客を行う場合、広告を配信するためのコストがかかります。
配信の規模を拡大するほどコストは割高となってしまいますがSNSであれば無料で集客が可能です。
ハッシュタグなどを効率的に活用すれば自社アカウントをフォローしていない見込み顧客や潜在顧客にもアプローチできるため認知度をアップや顧客獲得にもつながるでしょう。

SNS活用のデメリット
SNSを活用する1番のデメリットは「炎上」です。
例えば、不適切な投稿や社会の配慮に欠けた投稿、バスることに意識を向けすぎたSNS運用は炎上の原因になりやすく信頼の失墜や顧客を失う結果となりかねません。
そのためSNSを活用するにあたっては自社内でSNS運用マニュアルを策定しておき、投稿ルールの明確化や万が一炎上した際の対策や対処方法を決めておくとよいでしょう。
特に認知度が低い中小企業は1度の炎上してしまうとカバーしきれなくなる可能性があるのでSNSを活用する際は十分注意しなければなりません。
今回のまとめ
企業がSNS活用する必要性やポイントなどを解説しました。
現代ではSNSは必須のツールであり20~30代に限らず様々な世代の方が利用されています。
SNSの利便性がさらに向上して情報収集ツールとしての側面が強まればWebマーケティング以上にSNSマーケティングにも力を入れていく必要があるでしょう。
つまり企業が集客や顧客確保を行うためにはSNS活用は当たり前になっているということです。
SNS活用の必要性を理解して効果的なマーケティングを行っていきましょう。
